サンフレッチェ広島にかかわる全てに対し「これでいいの?」と感じたら更新していきます。

2008/11/28

覚悟(草津戦、熊本戦前)


 五木寛之の著書に「人間の覚悟」がある。

この中に覚悟とは期待感や不安など目をくもらせることもなく事実を真正面から受けと止めること。とある。人間の感情、人は期待感をこめてものを見てしまう。事実を直視せず、「なんとかなる」と思いたがる。サポーターの心理とある意味一緒だ、広島だけが特別じゃない。降格も含めて全て受け止めようとするサポーターは真のサポーターか?ヒロシマコーリングでいつも言っている、「お抱えサポーター」この度合いが他のチームに比べて極度に多いことが問題だ、競技スポーツである以上順位を一つでも上げる、戦うステージを一つでも上を目指す。ごく当たり前のスタンスが「お抱えサポーター」には欠如している。とどめを刺せば、モー娘のガッタスのサポとほぼ同じってこと。その中で誇っていいのはプロとしてインテルジェンスのひとつである、負けず嫌いに関して吉澤のほうが下田、森崎2名、服部よりも上だろマジで。

 お抱えの度合いの強いサポと接することがあるが、彼らは現状に対して「なぜ広島は2度の降格をしたのか?」「どうすれば降格はしないのか?」「優勝争いをどうすればできるのか?」というごく当たり前の問いになんの答えももっていない。五木寛之の言う「なんとかなる」と期待感を込めて何も考えようとしない。オタサポ同じだ。2008年札幌はJ1で全く勝てなかった。
被シュートは500本打たれている、あと2節残している時点で失点0は2回だけ。2007の広島と同じだ。

なぜ、横浜FC、札幌、V東京はJ1で勝てなかったのか?ごく当たり前のことを考えないのか。

 J2の得点シーンは相手のミスがらみ、待っていればご褒美がある。J1では相手がミスをしない、だから得点できずにいるプラスしてJ1相手だと3人目の動きがなければチャンスは減る。J2に3人目の動きができるチームはいるか?天皇杯の川崎は3人目の動きがなかったが、それでも20本打たれる。草津戦も同様だ。

 J1は3人目の動きが絡む、バイタルエリア、ペナルティエリアでこれをされれば得点の確率は格段に上がる。これに少しでも対応するには守備に対してのインテリジェンスがなければ通用しない。またシュートの嵐が待ってるぞ!519本「なんとかなる」と思うかどうか是非あなた自身の「お抱え度」を計ってみてはどうだろう。

PS、五木寛之の「人間の覚悟」については産経書評のパクリです。
お抱えサポへのプレゼントだなhttp://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_4.folder/08_emperor_11.16.html
湯浅さんに乾杯!

  ヒロシマコーリング




2008/11/16

ディテール(川崎戦)

 トレブル(アンダーバーでの観戦でした)

ミシャのコメントで代表クラスが川崎にいたとしても結果は変わらなかっただろうとあったが、本当にそうだろうか、サポである以上現地でTVで観戦していたものは客観的に見ることは難しいと思った、リザルトの詳細がなかなか天皇杯ではみれないがTV画面にはシュート数、川崎の20本、確かに後半早々逆襲をくらったが20本の実感がわかない、それだけ広島のベースとなるサッカー、弱小クラブが失点を最小限に抑えるのではなく、相手のミスからでもない、ポゼッションから生み出す得点シーン、いままでの貧者のサッカーではないもの。そんな現実をてにすることができるかもしれない。ただ、ミシャである以上つきまとう現実も無視できない、例えば「被シュート15本を34節で510本」川崎の被20本を34節で680本、どうだろう間違いなく残留争いだ。去年の数字は忘れたか?


 ミシャのコメントに見て取れるようにそしてサポーターの感情の中にも「うちがいいサッカーをしたのだから相手のシュート数は関係ない、相手のはそうは簡単に入らないよ」というような感覚があるのではないか。だから降格は事故のような認識でいるのではないか。ミシャの欠点、ディテールだ!その現実に向き合おうとしないだから500本以上シュートを打たれるのだ。毎節シュート13本被シュート12本34節でシュート442本、被シュート408本ここを目指せ!広島全体が現実に目を背け(実際、降格時の519本を誰も検証せず、ミシャに陶酔している)広島の躍進はミシャを解任せず続投としたことが一因とあるが、山形の小林はどう説明するんだ?

 ディテールに目を背けず、次節の対戦相手に対してしっかり準備する、こんな当たり前なこともミシャには足りない、この広島のベースを活かすならミシャマジックと言われるものを用意しなければ、J1のステージでは戦えない。ミシャの太鼓持ちを揃えてもしょうがないだろ、織田、望月、横内のように。願うは森保、ミシャの補佐に付け、不測の事態に備えることだ。

 最後にいくつかの現実をあげておきたい。
相手ポゼッションからミドルを簡単に打たれるシーン、ミシャはいつまでたってもこれを改善しようとしない。ストヤノフが試合後危険な場面はミスからと言っていたが、本当にそうか。広島のポゼッション時4-2-4の形になるが、前半カウンターを浴びたシーンは、中盤の人数が少なくセカンドを拾えない場合、後ろに4人いる(今までJ2では対応できていたが)が、J1では攻撃のスピードが段違いで人数がいるからとそれが解決法にはならない。しっかりとスピードには対応できるDFの確保はしてほしい。ストヤノフ不在時にカズを代役に立てるのか? 守備での対人で服部は相手のスピードについていけなかったな。高さ対策はどうする、また簡単な放り込み、セットプレーにやられるぞ。外国人の補強、今西がいない今、一番広島の苦手な部分がクローズアップされるだろう。オシムに教えてもらえ「J1で通用する助っ人を」と。 


                ヒロシマコーリング


2008/11/02

団結力(天皇杯ベルディ戦)

 2007年降格時、森崎は「ひとつになれなかった」とこぼした。
前日大分が本物のカップ戦を勝ち取った。シャムスカは理由を「団結力」とした。県リーグから14年、初の本物のタイトルだ。広島のゼロックスとは訳が違う、予選リーグと決勝リーグをホーム&アウエーで行うアップセットの起こりにくい方式で、ケチの付けようがない。ゼロックスでの勝ち星をユニホームに付ける愚行はやらないと思うが、やりかねないのが怖い。
 

 シャムスカの記事で監督に必要な要素で新たなソースがあるので・・・「知識を常に更新すること。サッカーの世界では新しい情報が入ってくる。それを常に知識として知っておかなくてはいけない。」そして「その知識をどのタイミングで使うかがポイントである」と。

 ミシャはJ1でチームを一つにできなかった。J2の延長線上がJ1ではなくなっている。J1で戦う要素のひとつがすでに欠けていたのかもしれない。あれだけ選手から慕われた結果が森崎の言葉となるのではどうしようもない。大分は今西がチーム運営のオロハを教えたことがあると記憶している、14年の歳月、広島の16年は既に歴史がある中でのスタートだった、どれだけ広島は情けないんだ?常々言ってる川崎や大分の歩みを見本としないのか?トレンドの見極めをしていけば、まだチャンスはあるのに。運営費のあるチームは選択枠が多い、すなわち選手、監督の選定に関して多少の間違いが許される。シャムスカをもってしても選手の選定を誤れば降格争いを演じる、エジミウソンの出戻りをみれば理解できる。広島は川崎、大分のように選択枠は限られている、ユキッチ、ダバツ、のような失敗は許されない。使い方も失敗するようでは言い訳はできない。ウエズレイがいい例だ。

選択枠は選手、監督だけではない。
官僚の職を捨てた大分溝畑宏社長。かたや外部徴集とした久保会長はグループ内の人間を社長に据えた、監督、選手の選定を失敗しないためにはフロント自身も身を律していかなければならない。

 その試金石は下田の処遇だと思う。秋田が鹿嶋を去る際、交渉の席で強化部とゼロ円提示を前に強化部長と二人で涙したそうだ。それがお互いプロであり今回秋田の引退試合を企画した鹿嶋のチームとしての強さなのだろう。下田がJFLで選手生活を終え、広島で引退試合をとりおこなうそんな深みのあるチームに成長してほしい。

 最後に西が丘での雑感を・・・・。
J2では打てたシュートがチェックの早さで打てない、相手がミスをしない。降格争いをするチームですらミスをしないのだ。森崎和よ、平本ごときのフジカル、スピードに勝てないでどうする?どこまでお前は対人に弱いんだ。ディエゴがいたら・・・、不安で不安でしょうがないだろ。

 
 ヒロシマコーリング