サンフレッチェ広島にかかわる全てに対し「これでいいの?」と感じたら更新していきます。

2008/08/31

ラストチャンス(水戸戦)

今、この時期が選手にとってどんな時期か。それを心得ている者とそうでない者、そしてそれに気付かないでいる不幸なメディア、そんなメディアに大喜びしているサポーターはもっと不幸だ。

どんな時期か?以下に中国新聞から
ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン戦(9月6日・マナマ)日本代表のFW佐藤寿人が水戸戦後、チームを離れる。「ホームの岐阜戦に出られないので、勝って行きたい」と、2試合分の気合が入る。
 代表合宿は30日の集合だが、試合があるため、31日に合流する予定。 「2010年W杯は年齢的に最後のチャンス。メンバーに生き残りたい」とサバイバルを意識する。


佐藤寿人とって最後のチャンス。本人が認めている。あの寿人でさえ生き残りたいと言葉に出す、時期なのだ。水戸戦がどうしたこうしたの話ではないぞ。中野和也が伝えた「日本で3本に入るボランチ」広重久美子「ドクトルカズ」これが本当なら、選ばれるだろ?選手選考は北京五輪、寿人をチェックしてるのだから、何人もの代表強化の眼がある中で、お声はかからない。

今回の水戸戦ではなぜ森崎二人に声がかからないかが分かる(いつのことだが)。

中国新聞(広重久美子)読んだら分かる、どんなレベルで試合してんだとね。
中盤の底でゲーム全体を操るこの男がいなかったら、もっと苦しんでいた。緩い試合の入り方で、今季最速の前半3分の失点。90%の湿度よりも重く感じるピッチの空気。振り払ったのは、ボランチ森崎和の存在に思える。 水戸は開始早々からハイプレッシャーをかけてきた。広島はロングボール攻撃。嫌な流れで、空いてしまった真ん中のスペースに森崎和が何度も、ドリブルで持ち込んだ。次はパスを散らす。「落ち着こう」とのメッセージ。チームに漂い始めていたイライラが、すーっと消えた。終盤はカウンターを鋭い読みで刈り取った。
 本職のボランチで2連勝。調子に乗ったチームを快勝に導くよりも、ぎくしゃくしたゲームを大勝へと変える方が、はるかに難しい。前節で「自分の存在価値を示したかった」とコメントしたが、今日、振るったタクトの方が、さすがとうならせる。
 「どんな相手でも、すきを見せちゃいけない。苦しいときこそ、ポゼッション(ボール支配)」。そういうせりふも、さりげない。悪いながらも勝って広島に帰る。ほっと息をつけるのも、“ドクトル(博士)・カズ”の絶対的な安心感のおかげだろう。


▽右足で同点弾 左利きの森崎浩
 広島の同点弾はレフティーMF森崎浩の「右足」だった。 「右もアピールできましたね」と笑みがこぼれた。
 0―1の前半28分。MF青山からのパスを受け、ドリブルでDFをかわして強烈なグラウンダーでの右足シュートを突き刺した。「ワントラップ目で中に入れたので思い切り狙えた。完ぺきなシュート」と自画自賛。
 前半3分の失点は、自身のオフサイドから相手に与えたFKが起点となった。「相手にすぐリスタートさせてしまった。自分の責任でもある」ときっちりと借りを返し、安堵(あんど)の表情を浮かべた。



試合直後のヒーローインタビュー、2点取った寿人だった。2点取ってよかった、もし1点ならへ面笑いをする浩司になるところだった。インタビューに答える寿人は、レベルアップ、もっと、もっとと今がどのような時期かを当然理解していた。目の色が違うのよ、啓太、阿部のような代表クラス、冷たいように見えるが、奥底に自信がみなぎる目。うまく表現できないが。現状に決して満足しない常に高みを目指す言葉の数々、表情。

 そんな寿人と比べ、浩司はどうだ、完璧なシュートって笑ってる場合か。選ばれないはずだわ。
ヒロシマコーリングを始めて約一年、
http://hiroshimacalling.web.fc2.com/report.html#914森崎和の泣きそうな出来事から状況は変わらない。寿人という存在がありながら。本当に万死に値する。


ヒロシマコーリング

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